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PYIA ペット薬膳国際協会

About Yakuzen?薬膳とは?

 

約二千年前の中国の文献『後漢書』には「母親が作る薬膳は情愛のこもる、何ものにも勝る食事である。」と記載されています。

私たちが口にする全ての食材には効能があります。タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルなどの現代栄養学的解釈だけではなく、陰陽五行説を根本思想にとらえた中国伝統医学では食材には食性( 性質)、食味( 味)、食効があると考え、それらの組み合わせによる利用法が重要となってきます。これら食材の効能を吟味し、体調、症状、体質、季節などに合わせて作られた食事のことを、薬膳といいます。
中国では昔から「食養」病気予防の為の食事、「食療」病気になったときに補助治療の為の食事が重視されていました。

医食同源、薬食同源という言葉そのものは意外にも近年の造語ではありますが、「薬」としての「食」は古くから重視されており、「医」や「薬」が「食」と同源という考え方には違いはありません。例えば、桂、皮はシナモン、大棗はナツメ、生姜はジンジャー、杏仁の種子で杏仁豆腐など、普段から見慣れており食べ慣れている食材が、使い方によっては薬になるということです。
古代中国での医師の最高位は「食医」といわれており、そのことからも食が大変重要視されていることが推測されます。食医の仕事とは、『周礼』天官冢宰第一によれば「和王之六食、六飲、六膳、百羞、百醤、八珍の齋」と書かれています。王の食事を管理する最も重要な要職でした。

昨今では、一般的に中薬( 生薬) を入れた食事のことを薬膳と呼ぶことが多いのですが、当協会では古典に基づき食材の食性、食味を吟味し食材の持つ力の恩恵を取り入れる方法を考えていく薬膳を目指していきたいと思っております。

PYIA ペット薬膳国際協会オフィシャルウェブサイト

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